子宮頸がんになりました。(7/30追記)

こんにちは。治験のおねいさん(@chiken_no_lady)です🥺

タイトルで驚かれた方もいるかと思います。
本当は皆さんに報告しない予定でした。

でも、がんになってから、
自分ががんになった意味や出来ることを考えて、まだ答えは出てませんが、
とりあえず何か答えが出る気がして報告してみます。

書きながらドキドキしてしまいますが、
一生懸命書くので長いけど是非読んでください。

おねいさんについて

初めましての方もいるかもしれないので簡単に自己紹介を。

新卒から大学病院の消化器内科病棟の看護師として5年働き、昨年から治験コーディネーターをしています。
今年に入ってから入籍しました。新婚です。

症状は何もありませんでしたが、入籍後に行った子宮頸がん検査で子宮頸がん(浸潤がんI A期)の診断を受けました。
先日既に子宮頸部円錐切除術を行い、現在病理検査結果待ちです。
病理の結果次第では、子宮全摘の可能性もある、とのことです。

繰り返しますが、新婚です。
おねいさんの気持ちを答えよ、なんて小学生でも分かります、よね?

皆さんに報告した理由

大きく2つあります。

子宮頸がん健診を受けてほしいから。

これです。これにつきます。
私のフォロワーさんは私と同年代の多分20−30代の女性が多い。
このあたりから子宮頸がんと診断される方が増えるようです。

私はまだ症状がない段階で、がんの初期で発見できました。
「不正出血等の症状が出始めると子宮温存の可能性はほぼない」と医師から言われ、ゾッとしました。

仕事、忙しいかもしれません。
診察時のあの椅子が嫌かもしれません。
細胞診または組織診の痛みや不快感が嫌かもしれません。
でも、健診に行って欲しいです。
この記事を読むあなたに同じ気持ちを味わってほしくない。
おねいさんからの切なお願いです。

おねいさんのことを応援してほしいから。

これ、自分で言う?って感じですよね。笑

初期のがんなのに、治る可能性も非常に高いのに、たくさんのがん患者さんを見てきたのに、実はすごく、ものすごく落ち込んでいました。
なんでこんなに落ち込む?って言うくらいショックを受けました。

私のストレスコーピングは誰かに話すことでしたが、ショックが大きすぎて、夫と自分の両親以外には話すことが出来ませんでした。
看護学生の時に習ったフィンクの危機モデルを頭に思い浮かべ、自分の心理状態を自分でアセスメントしながら日々を過ごしていました。

初期のがんなので、すぐに完治すると見立てられています。
でも今後数年は再発の可能性があるとも言われました。

完治するかもまだ結果が出ていない状況で、再発に数年も怯えないといけないなんて。
もう1人では耐えきれません。

皆さんのサポートが必要です。
これからも、これまで通り応援してくれると嬉しいです🥲

おねいさんの今後について

自分ががん患者になって、今後についてたくさん悩みました。
いろんな道を考えました。
「がん」というワードに過剰反応してしまう自分がいる為、CRCを辞め、「がん」というワードを避けられる仕事をしようかとも考えました。

でも、逆にCRCを極めたいと決めました。

がんと診断されてから、狂ったように検索魔になっていたのですが、結構がん患者さん向けに色んなサイトがあって治験を紹介するページも多くて。

“がん患者はこうやってすがる気持ちで治験を探すことがあるんだ“と当事者になって初めて知ったんですよね。

がん看護を5年やってきて、がん患者も経験して、CRCも極めたら、私最強じゃない?と安易な考えに至ってしまいました。笑

もちろん、がんになって改めて看護師の仕事の素晴らしさにも気づいたし、もしかしたらがん看護を極めたくなるかもしれません。

がんになったことで自分自身の道が広がった気がしてます。
キャンサーギフトという言葉を初めて知ったときには綺麗事と思いましたが、今ならなんとなく分かります。

私はがんになったことも強みに変えて、今後もガツガツ仕事頑張ることをここに宣言いたします。


さて長くなりましたが、今日はこの辺で終わりにします。
読んでいただき、ありがとうございました。
今後も治験のおねいさんをよろしくお願いします🥺

7/30追記:
すっかり追記が遅くなり申し訳ありません。
病理結果、追加治療不要で経過観察をしている状況です。
再発リスクは少なからずあるとのことなので、数ヶ月ごとに検診に通う予定です!
気を抜かずにきちんと検診に通いたいと思っています。
皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。